『左官を考える会』という講習会に参加してきました。|兄弟美工の左官ブログ

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『左官を考える会』という講習会に参加してきました。

どうも僕です!!すっかり暑くなってきましたね。久々のブログ更新になってしまいまして申し訳ありません。会津に行ったり、山形に行ったり、仙台に行ったりとなかなか忙しくしており更新ができませんでした。

さて、そんな忙しい毎日の中ではありますが、先日「左官を考える会」という講習会に参加してきました。この会は日本の伝統左官を現代の左官職人に伝えるという目的で、毎年どこかの都道府県で開催される講習会で、全国各地の左官職人が集まる講習会になります。今年は宮城県に全国から150人近くの左官職人が集まりました。

今回の講習会の内容は「土壁中塗り」と「黒漆喰磨き」と言われるまさに昔からの伝統左官工法になります。特に左官の歴史は壁に土を塗り家を作ることから始まりましたので、この土中塗りは基本中の基本なのです。ですが、現代の住宅で土を塗ることはほぼありませんので、失われつつある伝統の1つです。また、黒漆喰磨きは左官技法の最高レベルに難しい伝統左官の1つになります。まじで難しいです・・・

講習会の様子はこんな感じでした。

まずは、京都の凄腕の左官職人さんに施工の仕方を実演していただきました。その後各自塗り進めました。

まずは土中塗りからでした。

塗り上がりはこんな感じです。土塗りはとても楽しかったです。900✖️900の架台だったのですが、もっと大きな壁に挑戦してみたくなりました。この壁中塗りですが、この後に漆喰や聚楽など仕上げをすることもあれば、このまま仕上がりという場合もあります。土中塗り仕上げも趣があって良いですよ。

次の黒漆喰磨きですが、土中塗りの上に白い漆喰を塗り、その上に黒い漆喰ノロを塗り付け、コテで何度も何度も磨いていく仕上げになります。磨いていくと鏡のようにツヤツヤになるようです。

僕がやってみたものはこんな感じになりました。

こんな感じになりました。んんんー全然できませんでした。初めてやってみたので、できないのは当然ですが、こんなに難しいのかと思いました。900✖️900の架台を仕上げるのに1日かかってここまでしかできませでした。凄腕の左官職人への道はまだまだ通しですね。練習あるのみです!!

8月の休みに福島の左官仲間と練習をしますのでその時はもっと上手にできるように頑張りたいと思います!みなさんお楽しみに!!

それではまたーー